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部位ごとに調理法を変える豚肉専門店 グロワ グロワ(東京・浅草ひさご通り)
こちらの記事【今帰仁アグーの生産者高田さんを訪問】でもご紹介した沖縄に古くからいる琉球在来種のあぐー豚。その中でもアグーの血が濃い豚が沖縄の今帰仁で生産されている今帰仁アグーです。
その貴重な今帰仁アグーを今まで東京で食べた経験があったのが、時期によって仕入れる豚を変えている豚組でした。しゃぶしゃぶやとんかつで食べる豚組の今帰仁アグーも絶品です。
そして最近になって今帰仁アグーが東京・浅草で食べられる店があるのを発見したので、行ってきました。グロワグロワは3年ほど前に中野から移転してきて浅草にオープンしたそうです。
部位ごとに調理法を変える 豚肉専門店 groin groin(グロワグロワ)東京は浅草のひさご通りにある店構えも可愛い外観。
「おいしいブタはいかがですか?」グロワグロワの店内に入る前から広がる豚愛。豚肉だけでなくワインも自慢の豚肉専門のビストロ。浅草ひさご通りの豚肉料理専門店グロワグロワです。
今帰仁アグーが東京で食べられるグロワグロワ(浅草)
前の記事でもご紹介しましたが、沖縄のあぐー豚には琉球在来種のあぐー豚と西洋の豚を掛け合わせたものも多く、あぐーの血が50%以上であればJA沖縄が商標登録している「あぐー」と名乗れるのだそう。そんな中で今帰仁アグーは、よりあぐー豚の血が濃いものを選別して掛け戻し交配した貴重なものなのです。
豚料理専門店グロワグロワでも、お店の前で今帰仁アグーおすすめです。グロワグロワでは今帰仁アグーを一頭買いしているそう。
グロワグロワ(浅草)の店内には、豚の部位の違いや三元豚の説明などが書かれたものが壁に貼られていました。お料理を待つ間に勉強できますね。
右下の部分をアップで。今帰仁アグーがどんなに貴重な豚なのかが説明されています。
今帰仁アグー生産者 高田さんの証
そして、メニューの後ろには今帰仁アグー生産者高田さんの豚の証がありました。
グロワグロワ(浅草)で食べた今帰仁アグーのコース感想
グロワグロワはカウンター席5席、2人掛けのテーブル4席ありました。カウンター席があるということで一人でも入りやすいお店ですね。
今回は初訪問でしたので、食べログのグロワグロワのページにあった7500円のコースにしました。
パンは2種類
前菜1皿目はフォアグラのパテ
フォアグラが丁寧にこされた口当たりのよいパテです。添えられた干し葡萄の甘みとあいます。
前菜の盛り合わせ
右上の玉子焼きに見えるものから時計回りでご紹介します。この玉子焼きに見えるもの、これがトウモロコシのパテなのです。これは美味しい!このトウモロコシのパテは見事でしたね。
そして豚タンスモーク。厚みがしっかりあって満足ができる豚タンです。
手前が生ハム。今まで食べた生ハムの中で1番美味しかったと言っても過言ではありません。生ハムって薄すぎて塩気ばかり際立ってしまっているものもある中、グロワグロワでいただいた生ハムは厚みもしっかりあって、肉の旨みをしっかり感じることができる生ハムでした。
野菜が煮込まれたラタトゥイユ。こちらも野菜の甘みが引き出されていて美味しかった。
そしてソーセージと豚肉のパテ。下にはキャロットラペが添えられています。
目で見て楽しめるのはもちろんのこと、一品一品どれも美味しく楽しませてもらいました。ソーセージやハムなどのシャルキュトリーもグロワグロワでは全て手作りなのだそうです。
マスカルポーネのポークロール
前菜という位置づけでいいのでしょうか。もはやメインディッシュの1皿目という位置づけでいいのかもしれません。
野菜と豚肉の内腿のポークロールです。ポークロールの中にはマスカルポーネチーズ。そして上にはトリュフがトッピングされています。
この野菜も美しく美味しい。こちらでもトウモロコシが抜群の存在感を出していました。
そしてマスカルポーネを包んだポークロール。このポークロールも肉の味がしっかりあって絶品。
トリュフとあわせて食べるのももちろん美味しかったのですが、あまりにもポークロールが美味しかったので途中からトリュフを別にしていただきました。それほどに肉の味がしっかりとしたポークロールです。
アーモンドポーク ばら肉のグリル
アーモンドポークという名を初めて聞きました。見るからに美味しそうなグリル。バラ肉大好きなのでテンションあがります。アーモンドポークのバラ肉をグリルしたものに、甘さ控えめなオレンジソースがかけられています。
グロワグロワはここまでの前菜でカウンターパンチをくらった感じでしたので、このアーモンドポークのバラ肉にも期待大です!瞬間的に3枚の写真を撮りましたが、とにかく美味しいうちに頂きたい!
期待していた以上の美味しさでした。アーモンドポークのバラ肉。脂がしつこくなく甘い。オレンジソースの爽快感が豚の脂の甘みをひきたててくれているようでした。このアーモンドポークのグリルで丼作りたい!そんな妄想をしてしまう一品です。
今帰仁アグー 肩ロース
本日のお目当て今帰仁アグーの登場です。しかしここまでで十分すぎるほどに美味しい豚肉を楽しませてくれたグロワグロワ。今帰仁アグーへの期待値もマックスになりました。
グリルしたカボチャなども添えられていますが、今帰仁アグーばかり撮ってしまいました。下にはこれまた丁寧に丁寧にこされたマッシュポテトが添えられています。
脂が美味しい今帰仁アグー。見事な美しさです。もちろん美味しい!今帰仁アグーの脂はけっしてべたべたした脂身ではなく、甘みがつまった部位と言ってもいいと思っています。
今帰仁アグーには黒い炭塩と、アンデスの岩塩かなと思われるピンクの塩、そしてトリュフ塩が添えられていました。個人的にトリュフ塩は好きで家でもよく利用しているのですが、ここは今帰仁アグーの旨みを堪能したく、炭塩くらいの主張があうように感じました。脂と赤身の味のバランスもよく、
豚肉のボロネーゼ
グロワグロワのお料理はここまで驚きの連続でしたが、最後の最後まで驚かされました。このボロネーゼ。
豚の旨みがギュッとギュッとギューーーっと詰まったミートソース。パスタもストレートというよりは、細くて少し縮れている感じ。
細麺の焼きそばのような麺で、ソースを美味しく吸収しているし、ミートソースがよく絡むのです。なんなんでしょう、この美味しさ。
食後のコーヒー&デザート
食後はコーヒーか紅茶を選べます。
コーヒーもデザートも言うまでもなく美味しかったです。
グロワグロワ(浅草)メニュー
グロワグロワ店内にあったメニューです。希少部位のメニューなど食べログのこちらのページにいろいろ掲載されています。今回は初めてなのでコース料理でいただきましたが、食べログのメニューを見ていたらいろいろ食べてみたいものがあるので、今度はアラカルトでオーダーしてみたいです!
壁に掲げられていた気になる食後のメニューも気になります。豚100%の〆のこく旨カレー。気になります。
グロワグロワ(浅草)住所・営業時間など
住所:東京都台東区浅草2-26-5 SDSビル 102
電話:050-5594-2614
営業時間:平日18:00~22:30(L.O21:30)/土日祝 11:30~(LO14:00)・18:00~(LO21:30)
定休日:火曜日(月1回連休があるとのこと)
予約食べログ